2016年1月30日土曜日
約10インチのタブレット(キーボード付き)な Aspire Switch 10 について検索メモ
手元のテストPCが32ビットCPUなので、CentOS 7 (64ビットしか提供されていない) を試用できない。そこで別の機材を探す中で目に留まったものがこちら。
Acer Aspire Switch 10 シリーズ
モデル名 : Switch 10 E SW3-013-N12P/K 部品番号 : NT.MX3SJ.003
http://www.acer.com/ac/ja/JP/content/model/NT.MX3SJ.003
店頭取り扱いの一例では 35,400円。ポイント分を考慮すれば 30,800円相当。発売当初の雑誌メディアの紹介はこちらなど。約10インチの商品でありながら、キーピッチが約18mmとされている点はたいへん良い。現在、17mm半ばのキーピッチで四苦八苦している私には助かる。
一方でこの商品、タブレットであるので私の用途には難点がいくつか。まずメモリが2GB、ストレージがeMMCで64GB、そしてCPUが Intel Atom Z3735F。これらは商品としての難点ではない。タブレットならば何らおかしな仕様ではないからだ。単に私の都合が昨今の市場の商品と合っていないだけのこと。
さて、タブレットであるのでメモリとストレージはしようがないとして、CPUは他の選択肢がある。
モデル名 : Switch 10 E SW3-016-F12D/KF 部品番号 : NT.G91SJ.001
http://www.acer.com/ac/ja/JP/content/model/NT.G91SJ.001
こちらは、店頭取り扱いの一例では 59,100円。ポイント分を考慮すれば 53,200円相当。
CPUは Atom x5-Z8300。Passmark の値は、Single Thread Rating で Z3735Fが333、x5-Z8300が367。マルチスレッドであれば若干差は見られるものの、Intel Atom の中での差異。
となると、商品選択的には圧倒的に Z3735F搭載のモデルが妥当。念のためインテルのARKメニューを見ると、
Intel® Atom™ Processor Z3735F (2M Cache, up to 1.83 GHz)
http://ark.intel.com/ja/products/80274/Intel-Atom-Processor-Z3735F-2M-Cache-up-to-1_83-GHz
64ビット/VT-xはOK。
また、タブレットなのでどうでもいいことではあるが、このCPUはメモリが2GBまでという位置付けであるようで。このCPUを積むノートPCが世に出るとは思えないが。
さて、Aspire Switch 10 はさておいて他に何か・・・と探してみると。
Aspire ES
モデル名 : Aspire ES1-131-F14D/K 部品番号 : NX.MYKSJ.003
http://www.acer.com/ac/ja/JP/content/model/NX.MYKSJ.003
であれば、メモリ8GBまで対応している。試用とはいえサーバ用途なので、やはり8GBぐらいは積めないと寂しいところ。そして、この商品の価格の一例は 43,740円、ポイントを相殺すれば 39,400円相当と手ごろ。そしてシンプルなデザインもデスク周りに良さそうなのだが・・・致命的であるのは CPU が、あの N3050 であること。ベンチマーク値で Atom と同程度か、状況によっては Atom にさえも及ばない Celeron N3050 。ただただ落胆するばかり。
さて、となると。あまりポジティブな選択はできそうにない。あるいは機材の設置場所にさえ困らなければ、こういった商品でなくいっそ15インチほどの低価格ノートPCが手っ取り早いのだが。
もっとも、15インチ大型ノートPCが欲しいかと問われれば、やはりポジティブには答え難いものがある。昨今は、低価格でもフルHDの商品が出てきたので、以前よりはだいぶマシだが。15インチの重量クラムシェルに手を出ならば、フルHDの11インチタブレットのほうがよい。
EPSON TN30E
http://shop.epson.jp/pc/note/tn30e/
Aspire Switch 10 は 1280*800でしかないが、これはフルHDである。CPUはやや古めといっても2014年だが Celeron N2940 。N3050 よりは速い。ベンチマーク値比で、シングルスレッドなら120%程度、マルチスレッドではさらに上だ。TN30E の競合他社商品であればさらに Core を積んだものもある。
が、 TN30Eやこれに類する商品にまで話を広げると、最早テストPCでなくてカレントPCの更改だ。カレントはちょっと癖のある機材なので更改もアリはアリだが、あまりにもったいない。
まとめると。10インチな新品は、Aspireのメモリ2GB止まりがポイント相殺・税込みで30,800円。11インチで8GBまでなら43,800円だがCPUがN3050というトラップ。割り切るにはどちらの商品もあまりに中途半端。
タブレットなら、HP法人向けのAtomタブレットPCは4GB/64GBがバカ高い送料*消費税率で56,160円(これでもキャンペーン価格)。AtomでないCPUはEPSONのTN30E。
本体サイズに囚われないなら選択肢は一気に広がるが、ここに書くのは面倒なのでHPだけ引用すると、法人向け13.3インチをメモリ4GBにして53,800円。個人向け15インチ1920HDなA4-5000がメモリ4GBで51,800円。A4-5000のベンチマーク値は高いとは言えないが、インテルN3050よりははるかに上。コスト見合いなら、デカくて邪魔でも15インチフルHDが効率高いか。
あるいは秋葉原に立ち寄るなら、ミニノートの中古は1万円未満、i3やi5なノートでも中古は15,000円未満でないとバカバカしい。
---- 追記 ----
検討にあげたうちの数台を、電器店で見てきた。Acerの2台は、キーボードに難がある。ストロークのかなり底でないと反応しない。テスト機とはいえこれは看過し難い。候補でない他の商品でも、キー配置がスタンダードでなかったり、Enterキーが変形していたり、様々な支障があることがわかった。
また、店頭で物を見るまですっかり忘れていたが、GigabitEthernetも必須であるので、タブレットという選択肢は除外しなければならない。
検討だけでちょっとした負荷だ。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿